ソフトウェア工学

Joel on Software - Joel Spolsky

ソフトウェア開発の様々な部分について考察した名著です。エンジニアに限らず、ソフトウェア開発に関わっている人ならば、マネージャやデザイナ、営業でも読んでおくべき本だと思います。内容も必ずしもプログラマに対するものだけではなく、ソフトウェア開…

Code Complete第2版〈上下〉 - スティーブ マコネル

超有名なソフトウェア工学の本「コードコンプリート」を読みました。この本は第2版ですが、第1版が書かれたのはかなり前ですので、今読んでみると若干古い内容というのもあります。しかし、今ではより一層、この本に書いてあることが大事になっている部分…

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち - ポール グレアム

先日新しいLISPの方言ポール・グレアムの新言語「Arc」がついに登場 | スラッシュドット・ジャパン オープンソースを発表した、LISPハッカーのポールグレアムが自分の考えを書いた本です。この本の一番の面白みは、ハッカーの考えていること(の一端)がわか…

人月の神話―狼人間を撃つ銀の弾はない (3)

人月の神話のラストです。今回は、副題にもなっている「狼人間を撃つ銀の弾はない」というお話と、新装版時に追加された、この20年で実際にどの程度予測が当たっていたかというお話。 人月の神話―狼人間を撃つ銀の弾はない (Professional computing series…

人月の神話―狼人間を撃つ銀の弾はない (2)

2回目です。今回の内容は失敗・道具・文書と多岐にわたります。ケーススタディーですが、順に読んでいきます。相変わらず日本語的に難読なので、読むのが大変です。 人月の神話―狼人間を撃つ銀の弾はない (Professional computing series (別巻3)) Jr.,フレ…

人月の神話―狼人間を撃つ銀の弾はない (1)

続いての勉強の本はこちら。すでに古典と言っていい一冊です。内容的に古いですし、訳語自体も正直こなれた訳ではなく、しかも若干言い回しが古い感じで読みにくいところはありますが、今だに読み続けられているからには何か訳があるのでしょう。基本的には…

Code Reading―オープンソースから学ぶソフトウェア開発技法 (5)

コードリーディング最終回です。最後はシステム全体を眺めた時のそのアーキテクチャ、また全体の総まとめとして実践的な例の解説です。 Code Reading―オープンソースから学ぶソフトウェア開発技法 トップスタジオ (著) まつもと ゆきひろ (著) 平林 俊一 (著…

Code Reading―オープンソースから学ぶソフトウェア開発技法 (4)

今度はコーディング標準とドキュメントの話です。どちらも特に人による差が出やすい部分です。この部分を読むにはどういうことに気をつけるか、また逆に自分が書く場合にはどういうところに気をつけて書くべきかというないようになっています。 Code Reading…

Code Reading―オープンソースから学ぶソフトウェア開発技法 (3)

コードリーディング3回目になります。今回は言語に限らずに出てくる制御構造の話、そして一度プログラム本体を離れてプロジェクトに関する話題となります。 Code Reading―オープンソースから学ぶソフトウェア開発技法 トップスタジオ (著) まつもと ゆきひ…

Code Reading―オープンソースから学ぶソフトウェア開発技法 (2)

引き続きコードリーディングのお勉強です。前回は主にコードを読む動機とそのためのツールでしたが、ここからは本格的にコードを読んでいきます。 Code Reading―オープンソースから学ぶソフトウェア開発技法 トップスタジオ (著) まつもと ゆきひろ (著) 平…

Code Reading―オープンソースから学ぶソフトウェア開発技法 (1)

「Code Reading―オープンソースから学ぶソフトウェア開発技法」の本を読んでお勉強です。この本はいかにすでにあるコードを読むか、というところに焦点を当てた本です。ソフトウェア工学の中でも「コードの読み方」というちょっと変わったところに目をつけた…