体系的に学ぶデータベースのしくみ - 山本 森樹

データベースについて一度基本的なことを確認したいな、と思って探した本です。実際に探してみると、SQLの本は沢山あるのですが、データベースに関する本というのがあまり無く、探すのに手間取りました。


体系的に学ぶデータベースのしくみ


体系的に学ぶデータベースのしくみ
山本 森樹 (著)
¥ 1,995 (税込)


概略
1.データベースの基本
データベースの歴史・RDBとはいかなるものか?
2.リレーショナルモデル
リレーションの表し方、スキーマ・リレーショナル代数
3.データベース設計
ERモデル・正規化(第1正規化、第2正規化、第3正規化)
4.SQL
問い合わせ言語・埋め込みSQL
5.DBの物理構造
インデックス・問い合わせ最適化
6.トランザクション処理
トランザクション・障害回復・分散DB
7.データウェアハウス
データウェアハウス・OLAP・データマイニング
8.新しいデータベース
オブジェクト指向DB・WEB・XMLDB

データベースに関する話題をかなり広く取り扱ってくれています。そのため、データベースの全体像を見て取るには分かりやすい一冊だと思います。また、この手の本には珍しく、リレーショナル代数をはじめとする数学的側面にも適度に踏み込んでくれていて、網羅本としてはかなり良いできなのではないでしょうか。

もちろん、細かいレベルの話までは踏み込んでいませんが、データベースの全体像を把握しようという初学者にはちょうど良いレベルだと思います。