セカンドライフについて考えてみる

ついに慶応大学までもが進出してきたSecondLife。各社が続々と進出してきているSecondLifeですが、ネットの住人からみたら、どちらかといえばこれは単なるバブルで、企業側が勝手に盛り上がっているだけだ、という意見が多いようです。

実際僕自身もそう思います。この人気は、インターネット勃興のときに乗り遅れた各社が、今度は乗り遅れまいとしてあせっているだけではないかと思います。企業からみたら、この進出にかかる費用も微々たるものですしね。
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ただ、それだけではなんですので、SecondLifeの何が良かったのか、何が悪かったのか考察してみました。

まず良かった点は、リアリティでしょう。3D空間で表現することによって、現実世界とネット世界のちょうど中間のような世界ができて、うまくそのいいとこどりをできる世界が構築できたことではないでしょうか。

便利だけど、リアルタイムコミュニケーションのある世界。この「リアル世界とネット世界の融合」というのがこのゲームの最も大きな魅力でしょう。

逆によくなかった点は、企業側ばっかりが盛り上がりすぎてしまって、各メディアもお金儲けの話ばっかりになってしまったことではないでしょうか。

金儲けのことばっかりなので、コミュニケーションツールとしての本質を失ってしまったのではないかと。

ただ、うまく使いこなせて、オープンな技術で作られるようになれば、次のネットの形として3D空間というのもアリなのかな、と思います。