Googleの強さ

昨日のGoogle Developer Dayでですが「はてな」の伊藤さんが言っていたことが今のGoogleの強さの本質をうまくいい表しているのではないかと思うので紹介。

"Google APIは個人で作るのには難しい規模のサービスがオープンになっている"

Googleの基本思想には自分たちの作ったものを公開することによって”周りを巻き込んで”いく、という考え方があるのではないかと思います。周りを巻き込んでいくことによって、

  • 自分たちだけで作るより速いスピードで広がって行く
  • 自分たちだけで作るより(玉石混交だが)多種多様なものができる

ということが起きます。これによってより自分を中心とした一種の世界が出来上がって行きます。もちろん(巻き込まれて)新しいサービスを作る人もこれによる利益はとても大きく、WIN-WINの関係ができているます。

昨日のイベントもこのような、(特に興味や技術力のある人を)自分たちの世界に取り込む取り組みとも言えます。もちろんこれはGoogleが高い技術力を持っているため、他の開発者に「使ってみたい」と思わせるようなものを沢山用意できるからできることです。

このように、「あえて公開することによって仲間を増やしていく」というのがGoogleの面白いところであり、旧来の企業の自社情報をしまいこんで格差をつける方法との違いであると言えるのではないでしょうか。