ウェブユーザビリティの法則 - スティーブ・クーグル

ウェブサイトの「ユーザビリティ」について書かれた本です。


ウェブユーザビリティの法則 改訂第2版


ウェブユーザビリティの法則 改訂第2版
スティーブ・クルーグ (著)
中野 恵美子 (翻訳)
¥ 2,940 (税込)


ウェブのユーザビリティの本というと、なんとなくホームページの細かいチューニングなどの「テクニック本」を想像しがちですが、本書はもう少し概念的なものを説明しています。基本的にはこの著者が考える「ウェブユーザビリティにおいて大切である3原則」をもとに、実際にある良いサイトを例に出して説明がなされています。

3つの原則を出しているのですが、もっとも大切であるのはオリジナルのタイトルにもなっている「DON'T MAKE ME THINK!」でしょう。つまりユーザーには余計なことは考えさせるな、ということです。もちろんこれは実際にまったく考えさせない流れ作業的なページにしろということでは無く、それが何を意味するのかわからないという箇所を無くせ、一目ですぐわかるようにしろ、ということです。

実際には「分かってはいるんだけど・・・」というホームページ製作者は多いのではないかと思いますが、やはり多くの人に使ってもらえるようにするには、本書のような原則をしっかり守るのが大切ではないかと思います。