Yahoo! Japan、動画共有サイトの楽曲使用料をJASRACに支払い

Yahoo! Japanが動画共有サイトの楽曲使用料をJASRACに支払うことに決め、JASRAC側と調整中というニュースです。

これまでもYouTubeをはじめとする動画共有サイトでは、著作権関連の問題がよく上がっていました。基本的に著作権的に違法である動画がアップロードされてしまった場合どうするのかが問題となっていました。

これに対しては各社、そのような画像を見回り削除していくことで対処していたのですが、今回のニュースはそもそもその動画共有サイト提供側が責任を持ってその著作権分を支払うことを決めたということです。

もちろんこのようなことをしても、まだまだ問題はあると思います。CNETによると

まず利用許諾の前提となるのが3点。
* ストリーム形式によるサービスであること。
* 管理運営する事業者の責任において、作詞家・作曲家、脚本家、レコード会社、実演家、放送局、映像製作者その他の権利侵害を防止すること。
* 上記を実現するための技術的な手段、具体的な対策などを講じていること。
 事業者はこれらの前提を満たした上で、「管理運営する事業者として、サイト内の映像作品全ての利用責任を負うこと」を求められている。 - ヤフー、動画共有サイトの楽曲使用料をJASRACに支払いへ - CNET Japan

となっています。実際にはこの取り決め以外にも技術的なフォローが必要になってくるでしょう。

ただ、これはサイト提供側も責任を持って著作権問題に取り組んでいき、しっかりとルールを作る必要があるということを示す良い試みではないかと思います。実際にはまだ詳細は決まっていないようですが、うまく「お互いにいい着地点」が見つけられればいいですね。