これからの"ソーシャル" - ソーシャルグラフ

antipopという話が出ていたので読んでみました。完全に理解できているのか微妙ですが、面白そうな話だったのでコメント。

簡単に要約してしまうと、mixiなどのようなソーシャルネットワークサービスの情報をオープン化して、そのデータだけを管理する機構を作ってしまおうということ。

ソーシャルネットの情報というのは個人情報(ノード)とその友人関係(エッジ)で構成されるグラフ構造になっています(たぶんこれのことをソーシャルグラフと呼んでいる)。でこの"データのみ"をオープンな機構で管理しようというのが主張です。

なぜこんなことをするかというと、
・個々のサービスが集めているため、効率が悪い
・そもそも個々のサービスをどれだけ信用できるのか
・新しいソーシャル情報を得るのが大変
ということだと思います。

たとえば、これは個々のサービスが似たような情報を集めているため、使っている人はそのそれぞれで同じような情報を登録しなくてはならないので、面倒。また、たくさんのサービスがそれぞれデータを持っていると、そのどれかから個人情報が漏れる確率は、一つだけが管理している場合も高く、そもそもそのサービスを信用していいのか不明である。

逆にサービスを作る側からすると、ソーシャル情報というのは集めるのが大変で、しかしそれがないとサービスを作ることができないという状況になっている、ということがあります。

そのため、この情報を"信頼のおける機構が一括管理"することによって、利用者・開発者双方に利益をもたらせるんじゃないか、ということです。

このようなオープンソースならぬ"オープンデータ"というのは、これからのネットの情報を考える上で一つの注目すべき点なのではないかと思います。