著作権に「逆転の発想」

via “コミケの力”をアニメにも――“権利者公認”2次創作の祭典 (1/2) - ITmedia ニュース

ITmediaの記事ですが、内容を簡単に要約すると、

「アニメの2次創作、権利者と一緒にビジネス化しませんか」――アニメ製作会社の団体・日本動画協会は今秋、こんな趣旨の企画「アニメ・チャレンジオーディション」を行う。

コミケでは、権利者の許諾を得ていない2次創作漫画が大量に流通する。「出版社も見て見ぬふりをしているのだろうが、それならむしろ積極的に認めてやり『ここなら2次創作を作ってもいいよ』という場を作った方がいいのでは」――清水さんはそう考えて「OPEN POST」の企画を練り、今年初開催となるJAMでも2次創作を募集することにした。 - “コミケの力”をアニメにも――“権利者公認”2次創作の祭典 (1/2) - ITmedia ニュース

ということ。

最近の著作権議論だと、パクリものは何でも悪いという風潮で議論されているように感じますが、良く考えてみれば、むしろ2次創作というのは元の作品にも良い影響を与えるものだと思います。

2次創作というのは名前通り、元の作品あってこその"2次"の産物なわけです。そのため、その2次創作を楽しむためには必然的に元の作品が必要となります。結果として、2次創作により元の作品にも利益が享受されるはずなのです。

と、こういうことを考えていた時、どこかで似たようなビジネスモデルを見た覚えがあるな・・・と。これはまさしくグーグルのビジネスモデルなわけです。自分で元の作品(グーグルマップやなんか)をだして積極的に2次創作(マッシュアップ)を認めることにより、自分自身が潤うという関係ですね。

グーグルが大成功していることを考えると、これからはウェブ以外でもこういうビジネスモデルを積極的に考えていくのが良いのではないでしょうか。