忘年会議に参加
先日は今年も『忘年会議2007』を開催します! | IDEA*IDEAに参加してきました。百式の田口さんと情報考学の橋本さん主催の、今年のウェブを振り返ってみよう、という趣旨の会です。今年初めて参加なのですが、初心者でも気軽に行けていい感じです。
せっかく議事録的にとってきたので、簡単に内容紹介。
まずは挨拶です。協賛のヤフー検索の方の挨拶。ここで本日のプレゼント紹介。ソフトバンクからプレゼントで3倍速いシャア専用携帯です(笑)。今年のウェブを表す漢字1字は?という問題の優秀賞の商品です。
究極ランキング
最初は、今年のウェブサイトの究極ランキング(主催者主観)です。
- 10位 恋愛575:恋愛のあれこれを575にして遊ぶwebサイト
- 9位 Kiva - Loans that change lives
- 8位
- 7位 Tumblr
- 6位 Twitter
- 5位 コツコツ英語学習 - iKnow!
- 4位 はてな匿名ダイアリー
- 3位 生サプリのキャンペーン特集【最大44%オフ・送料無料・全額返金】 / USTREAM, You're On. Free LIVE VIDEO Streaming, Online Broadcasts. Create webcasts, live stream videos on the Internet. Live streaming videos, TV shows
- 2位 脳内メーカー
- 1位 niconico / 033
全体的には、まあ納得、という感じですね。CGM系大流行りという感じですね。ニコニコ動画なんかは圧倒的に今年の話題No.1ですしね。
個人的に面白いと思ったのは2位の脳内メーカー。mixiなんかを中心にじわじわと知名度を伸ばしていったサービスですね。あとでヤフーのデータでも出てきますが、何回かテレビで放送されて、それも知名度を加速させる要因になったよう。こういうジョークサービスでも、多くの人に受けるサービスを作れれば、十分広がるということですね。
ヤフーからの客観的データ
2001年からの変化の変化として、ナビゲーショナルクエリー(具体的にみたいサイトが決まっている検索)が増えて、ノンナビゲーショナルクエリー(具体的にみたいサイトが決まっていない検索)が減っているそうです。ネット検索に対する認識が変わってきたのではないかということ。
2007ランキングはmixi2連覇です。ただPCからの検索数はひと段落していて、その代りモバイルからの検索が右肩上がりになっているそう。モバイルでの利用というのがこれからのキーワードになりそうですね。また、デイリーでは面白いデータが出ていて、YouTube・ニコ動が右肩上がりになっているそうです。来年は動画!動画でも特にCGM系が多いそうです。
次は画像検索からのランキングです。このデータはちょっと面白いかな、と思います。上位30がすべてタレントだったそうです。みんな芸能人のタレントの写真が見たいのですかね?このあたりは、検索としてまだ改善の余地がありそうですね。
モバイル検索からのランキングも発表です。まだまだ母数が違うのですが、たとえばモバゲーなんかだとモバイルからの検索の方が多いそうです。やはりモバイルサービスとして認知されると、PCからの検索は少なくなり、モバイルでの検索が増えるようです。また前略プロフはPC・携帯同数ぐらい、中高生中心だから?との分析。今の中高生はPCをあまり使わず、モバイルを活用する、ということがデータでも出てきたようです。
テレビと検索の関係ということで、いくつか紹介されていました。基本的にはどれもテレビで紹介されると、検索数が跳ね上がるようです。まだまだテレビは強い、という結果ですね。アルファブロガーと芸能人ブロガーの比較も面白いですね。検索数はやはり「アルファブロガー < 芸能人ブロガー」だそうです。ただ、アルファブロガーはRSSリーダーで読んでて、あまり検索しないからじゃない?とかも思いました。RSSリーダーのデータもあると面白いかもしれませんね。芸能人ブロガーでも、特に書いた人と内容がマッチしているときは、その内容での検索数も上昇するらしいです。ブログのスペルミスもそのまま検索されているというのが面白い(笑)。
検索数だけじゃなくて他の情報も合わせた結果も出してくれました。新聞クロスワードパズルの問題が朝上がるなど時間的特性があったりするというのは面白い。年代・性別との関連性も出していましたが、まあこれは予想通りの結果という感じ。13歳以下女性は恋空・携帯小説だったり、13歳未満男性はファンタ・ぷっちんプリン・ゲーム、65歳以上男性は郵貯、65歳以上女性はコマ劇場なんて感じらしいです。
最後に[PR]Yahoo!検索ランキング毎日更新してます、とのこと。
主催お二人の2008年の注目
橋本さんは集合知に注目とのこと。単なる知識の寄せ集めだけではなく、さまざまな情報の共有を上げています。動きの共有、移動履歴の共有、行動履歴、ワークフローの共有、視覚情報の共有、動きの情報の共有、モノではなくコトにブックマーク、多次元の重ね合わせ、見方が異なる人間の意見を重ねる。
移動履歴の共有で出てきた、GPSを使って自分がどこにいるかをプロットするというサービスや、視覚情報の共有で、いくつかの視点のずれた写真を重ね合わせるサービスなんかはとても面白そうだと思います。
田口さんはブログを書いている人からアイデアがうまい人を選び出すようなことができたらいいかな、ということ。百式企画塾なんかはこれを実行するための一つの方法として実施しているらしいです。キーワードはBDM、Opportunity O___、Power of "One"、To the world。
Power of "One"、というのは非常に心強い話です。これからは個人個人の力が重要。
全体会議
最後は全員参加イベントです。お題は、
2007年はSNS,ブログ,映像共有サイトなどによってリアルな場で開かれる勉強会がじわじわと盛り上がった年でした。そこで2008年末、あなたがひょんなことから考えた勉強会支援サービスが大流行しました。
このサービスによって、結果的に開催される勉強会の数が20倍になった!という、そのサービスについて次のことを教えて下さい。
勉強会にありがちな( )という問題を
ネット上の( )を活用し( )することによって解決。
その画期的なサービスの名前は( )。
サービスの図解も。
という問題。まずは15分自分で考えて、近くに人と6人程度でグループになって、20分でグループのアイデアを決めます。
結果発表
最後に今年の漢字1文字と全体会議の結果発表です。
インターネット今年の漢字1文字は、
笑
でした。スイーツ(笑)。
全体会議の方はまず主催者が3つに絞り、その後参加者投票。
- ヘルネット、ネット人格と実人格が違う問題を解決。
- 3%有名人、参加者が事前にわからない問題を解決。
- キャンセルをどげんかせんといかん、参加者の遅刻・欠席という問題を解決。
という3つが選ばれました。参加者投票の結果は、
- 2位ヘルネット
- 1位キャンセルをどげんかせんといかん
だそうです。おめでとうございます。キャンセルのとかは普通にあったらいいな、と思うサービスですよね。
次回
来年もまた開催予定とのことです。来年も参加できるといいな。
もっとくわしくページが見つかりませんでした | 創造マラソン | Page 1433に内容が載っていますので、来年行こうかなーという人は参考にしてみてはどうでしょう。