「分かりやすい表現」の技術―意図を正しく伝えるための16のルール - 藤沢 晃治
「わかりやすい説明」と同じシリーズの本です。こちらは「表現」に特化した説明。本書の例では、看板や説明書なんかを例に挙げてますが、プレゼンテーションなんかにも同じことがあてはまりそう。
「分かりやすい表現」の技術―意図を正しく伝えるための16のルール (ブルーバックス)
藤沢 晃治 (著)
¥ 840 (税込)
分かりやすい「分かりにくい表現」とその改善点
この本の良いところは、「分かりにくい表現」の具体例を多く載せて、さらにその改善例まで示してくれているところです。実物が示されているため、直観的にわかりやすい作りになっており、著者の説明もすんなりと受け入れやすい作りになっています。
これより後に出された「分かりやすい説明」より洗練されているとはどういうことでしょう(笑)。
目玉はチェック表
この本の一番価値のある部分は、ハッキリ言って一番後ろのチェック表でしょう。僕個人としては、かなり具体的なチェック項目が多く結構役に立ってます。
惜しむべきは、このチェック項目の説明が全くと言っていいほど本文で出てこないこと。確かに何となくはわかるのですが、なぜこのチェック項目を行う必要があるのか、がよくわからないところがあるのが残念です。